賃貸仲介のトップ営業マンとは、トップクラスの売上を上げ続けている人のことですが、そのトップ営業マンたちの特徴は下記の3点です。
- ちゃんと休んで
- がっつり稼いでいて
- お客さまからも感謝され、リピーター・紹介が多い
この3つを全部できている営業マンのことです。
賃貸仲介トップ営業マンの特徴:ちゃんと休む
仕事ができる人ほどちゃんと休みを取ります。仕事ができない人ほど「休む暇がない!」という言い訳をします。
トップ営業マンは、休日はちゃんと休むことに注力します。どこかに出かける予定を立てておいたり、友人とランチへ行ったりしています。
ちゃんと休めるというのは実はれっきとしたビジネススキルです。というのも、気持ちよく休みを取るためには、仕事を残さない努力が必要だからです。
もし休日の前日に契約の申込みをもらっていたとしても、翌日にちゃんと休めるように仕事にとどめを刺しておかねばなりません。この、仕事にとどめを刺すことがしっかりできる人はもれなく仕事ができます。
お客さまからクレームがくるなんてことはほとんど起こりません。
休日に会社やお客さまから電話がかかってくるの、イヤですよね?僕はとてもイヤでした。
最初は「なんで休みの日に電話かけてくるんだよ。。」と思っていました。別に明日でいいじゃないかと。。
でもこれってよくよく考えると、自分がその仕事にとどめをさせていないから起こっていることなんですね。休みの日に電話がかかってこない努力をしていないんです。そこまで先読みして、仕事にとどめをさせていないということです。仕事にとどめをさせている人であれば、こういった連絡が来ることはありません。
とはいえ、緊急事態は起きますので、そういう電話はむしろかかってこなくては困ります。こういった緊急事態の連絡以外は来なくなるように、しっかりと細部にまで意識を向け、備えておくことが大事です。
次起こりそうなことを先回りして考え、お客さまへ簡単に伝えておきます。
また、自分が休みであることを伝えておくこともとても大切です。
ここを勘違いしている人がとても多いことにいつも驚くのですが、お客さまからしてみても、緊急でない案件なのに、休暇中の担当者を無理に呼び出すということはあまりしたくないものです。
むしろ、休みなんだったら言っておいてくれればよかったのに。というお客さまが圧倒的に多いです。ちょっと考えれば当たり前のことなんですが、これができていない営業マンが本当にたくさんいます。
お客さまのためにも、自分の休みは伝えておきましょう。
ここまでしっかりできていれば、お客さまが不安になることはかなり少なくなりますし、緊急でないことで呼び出されることもかなり少なくなります。
ちゃんと休日に休めるということはメンタルの正常化のためにも非常に大切です。
中には仕事大好きで休みなんていらない、なんて方が稀にいますが、普通はそうじゃありません。仕事はしごとでしっかりやりつつ、休みを取らなくてはメンタルや体調がおかしくなってしまいます。
トップ営業マンは、仕事にとどめを刺し、先読みをして準備ができるので、ちゃんと休日に有意義な休みを取ることができるんですね。
賃貸仲介トップ営業マンの特徴:がっつり稼ぐ
トップ営業マンとその人が言われる理由は、なんといっても稼いでいるからなんだと思います。
先述した休みをちゃんととるということも大切ですが、トップ営業マンと呼ばれるようになるためには、しっかりと圧倒的な成果を出していなくてはなりません。
賃貸仲介営業の給与形態は至ってシンプルで、成果が出れば出た分だけ給料に反映されます。なので、成果が出ている人は必然的に稼げてしまうんですね。
※賃貸仲介営業が稼げる理由はこちらをご覧ください。
冒頭で述べましたが、トップ営業マンとなると、多いところで800万円をこえますが、いろいろなことを犠牲にしなくてはなりません。
僕が思う超トップ営業マンの年収は700万円前後だと思います。このレベルであれば、休日はちゃんと休んで、残業もほとんどせずに達成できます。
僕は600万円ちょっとくらい稼いでいましたが、月に8~9回の公休日はほぼすべてしっかり休みをとっていました。
とはいえ、自分が休みの日においしいお客さまが来たいと行ってきたりすれば、出勤したりはしていました(月に1回もありませんでしたが。)
残業もほとんどしていませんでした。
間違いなく当時一番早く帰っていたのは僕でした。
それでも600万円はいきましたし、その後、僕と同じようにやっていて700万円まで行った営業マンも出ています。
ちゃんと休みをとりながら、しっかり稼げるのが賃貸仲介業です。裏を返せば、ちゃんと休みながら稼いでいる人がトップ営業マンであることが多いです。もちろん、中には全然休めてないけど稼げているという人もいます。
でもそう人はもれなく仕事があまりうまくできていません。クレームが多かったり、事務作業が雑だったりと、稼いではいても社内評価が上がることはありません。
賃貸仲介トップ営業マンの特徴:お客さまから感謝されリピーター・紹介が多い
トップ営業マンはどの業界の方もそうですが、非常にリピーター・紹介が多く来ます。
賃貸仲介業においてリピーターというのは多くありません。というのも、一度引っ越しをすれば短くても1年以上は住み続ける方が多く、長ければ3~5年ほど住む方も多くいらっしゃいます。
なので、リピーターが来るには相応の月日が必要なので、他の営業職と比べてもリピーターというのが少ない業界なんです。
ただ、そのかわりに紹介客が多くとれるのがトップ営業マンです。
リピーターもそうですが、自分の家族や友人を紹介したいと思うということは、もれなく信頼関係が築けているということです。
信頼関係を築くためには、仕事に責任を持ち、とどめをさせていることが必要です。
もう一つ必要なことは、俗にいうホウレンソウ(報告・連絡・相談のことです。)がしっかりとできている。基本がしっかりと備わっているということです。
また、そのホウレンソウの伝え方がスマートであることも重要です。報告・連絡事項が上がるたびにメールや電話をしていてはうっとうしくなってしまいます。
相談したいことも同じです。聞きたいことが出てくるたびに連絡していてはダメです。いかにこういった事象をコンパクトに、スマートに伝えられるかが重要です。こういったことができている人は、仕事が任せられる人と認識されやすく、信頼を得やすいです。
信頼してもらえていれば、お客さまの周りで部屋探しをしている人がいたときに、自分を思い出してもらうことができます。
ここまでくればきっと自分に、そのお客さまを紹介してくれることでしょう。
逆に、こういったホウレンソウが正確にできていない人は、信頼されません。仕事が雑という印象を与えてしまうので、リピートはもちろん、紹介などしてくれるはずがありません。
まとめ
僕が考える賃貸仲介のトップ営業マンとは
- ちゃんと休んで
- がっつり稼いでいて
- お客さまからも感謝され、リピーター・紹介が多い
この3つができている人のことです。
ただ稼ぐだけ。は意外とできている人が多いですが、長続きしません。もしくは、売上を安定して稼げなかったり、かなり波があったりします。
賃貸仲介業は面白い職種だと思います。
トップ営業マンともなれば、なおさらですが、勘違いしてしまっている偽トップ営業マンが多い業界でもあります。
皆さんは、真のトップ営業マンになって、この仕事を大いに楽しんでもらえたらと思います。
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著者であるぼくが賃貸営業マンとして成功するために何を考え行動したのかのすべてをここに詰め込みました。できるだけ再現性、汎用性が高く、誰もがマネできることを一番に考えて執筆しています。
「絶対に成功してやる!」みたいなやたらとモチベーションが高い人向けというよりは、不動産賃貸営業マンになりたくてなったわけじゃなかったり、なってみたはいいけれどなんだかうまくいかないといった方に向けて書いています。