直接お客さまから言われることはまずありませんが「正直うざい」と思われている営業マンが多いのが賃貸仲介営業なんじゃないかなと思います。というのも、賃貸仲介営業は反響営業なので、反響がこなくては営業ができません。逆に、反響が来ればそのチャンスを逃すわけにいかないので、必死に営業をかけることになります。
これが原因で、どうしても不動産賃貸仲介営業マンはうざいと思われがちです。
でも、僕はこのうざいといわれる営業マンには共通点があると思っています。それは「ちゃんとしていない」ことです。ちゃんとしいないというのはどういうことかというと「自分に向き合ってくれていないと思わせてしまっている」ということだと思います。その原因はだいたいこの2つです。
- メールがうざい
- 電話がうざい
うざいと言われないために、どうしたら良いのか詳しく説明していきます。
賃貸仲介営業マンがうざい理由:メールがうざい
メールで反響をいただいた場合、メールでお客さまへコンタクトをとるしかありません。そこで気を付けてもらいたいことがあります。
- 問い合わせ物件を間違えない
- 「ない」と言ったのに「ある」と送らない
- 重複した情報を送らない
この3つです。
問い合わせ物件を間違えない
たくさんの反響を対応していると、意外とやりがちなのが、問い合わせ物件を間違えてメールを返してしまうことです。単純で大した間違いでないように感じますが、けっこう響きますので注意してください。
お客さまは数ある物件の中からやっと気になる1件を見つけました。引っ越しはそれほどしょっちゅうするものではないので、あまり慣れていないかたがほとんどです。不動産会社に問い合わせするのは結構勇気がいるものです。せっかく勇気を出して問い合わせをしたのに、物件名や条件などを間違えられたらがっかりするに決まっています。
それなのに何度もしつこくメールで連絡が来たらそりゃあうざいです。
「ない」と言ったのに「ある」と送らない
問い合わせをいただいた物件がなくなってしまうということはよくあることです。何らかのタイミングでその事実を伝えていたお客さまに追客をする際に、誤って、なくなった物件の情報を「空いている」といってメールをしてしまうことがあります。これは、自動メールシステムを導入している会社に起きやすいので、全部一から返信対応しなくてはならない方にはあまり関係はないかもしれません。
お客さまにとって、なくなったと思っていた問い合わせ物件が「空室」になったという風にとれる連絡はサプライズ的な喜びがあります。それが「間違いでした。」となればそれはそれはがっかりされます。そんな連絡をしてしまった後に「いい物件ありますよ!」と何度も連絡がきたとしたら、うざいのは当たり前です。
重複した情報を送らない
これも自動メールシステムを導入している会社におきがちなことなんですが、わたしたちはお客さまの条件に合いそうな物件をメールで送ったりします。けっこう手間がかかる作業なので、会社によっては自動メールシステムで、お客さまの問い合わせた物件に近い物件を自動で選んでメールを作成してくれたりします。
これに頼りっきりになってしまうと、探している物件の条件がシビアだった場合に、あまり該当物件がないために、2度目以降の物件添付メールの際に物件が重複してしまうことがあります。当然これもよくありません。「また同じ物件を送ってきたよ。。」と当然思われてしまいますので、うざいと思われてしまいます。
賃貸仲介営業マンがうざい理由:電話がうざい
電話でいただいた反響にかんしては、電話で連絡を取るしかないケースがほとんどです。
何度も電話をすれば、当然うざいと思われる可能性が上がりますが、ご来店いただけるようになるまでは、電話をかけ続けるべきだと思っています。
これに関しては多少うざいと思われても仕方ありません。私たちは営業マンですので、あるていど割り切ることも必要です。
とはいえ、うざいと思われてしまっては電話に出てもらえなくなる可能性がありますので、気にすべきポイントをお伝えしておきます。
- 電話する時間を考える
- 電話は1日多くて2回まで
電話についてはこの2つをとりあえず押さえておけばOKです。
電話する時間を考える
電話をかける時間は、朝一(営業開始時間)かお昼12時~13時の間、もしくは17時~19時にしましょう。
まず朝一にかける理由は、営業開始とともに連絡することは、優先的に考えてくれていることの裏返しとも取れるので、筋が通りやすいからです。お昼12時~13時の間は、一般的な会社員の方は昼休みの為電話に出やすい時間帯です。17時~19時も、一般的な会社員の方は仕事が終わっている可能性が高いため、電話に出てもらいやすいことが理由です。
これらの時間帯を無視してかけることが一概に悪いとは言えません。というのも、あくまでもこの3つの時間帯は一般的な会社員の方だとしたらという仮定の話ですから、そうでない人なら関係ない可能性もあります。
とはいえ気にせずにかけまくるのははっきりいってうざいに決まっています。この、時間帯を選ぶという行為はマナー的な要素も含んでいますので、うざいと思われないためにも意識することをおススメします。
電話は1日多くて2回まで
どんなに時間を選んでいるからといっても何度も電話が来たらうざいですよね。なかには「何度もでんわしろ!」という営業会社もいるみたいですが、お客さまを軽視し過ぎです。もうそういう昭和的考え方は実際古いのでやめましょう。
多くても1日に2回くらいが妥当です。
まとめ
営業マンというのは職業柄どうしてもうざいと思われがちです。でも、うざいと思われないようにできることもあります。一度お客さまと会ったことがあれば、その後にうざいと思われることはそう多くないと思います。もちろん、あまりにも強引な営業をしていればうざいと思われてしまいますが、大体は面識がない状態での対応に原因があります。
- メールがうざい
- 電話がうざい
まずこの2つで間違いありません。
メールは内容をしっかり確認するようにしてください。
問い合わせ物件を間違えてしまっていたり、もうこの物件はないと言ったのに後であると送っていたり、重複した情報を送ってしまったりすれば、当然うざいと思われてしまいます。メールは顔が見えないからこそ精度がとても重要です。
電話はつながれば勝ちです。どうやったら出てもらえるのかを考えて連絡しなくてはなりません。時間帯を考えずに電話したり、1日に何度も着信を残せば、うざいと思われて出てもらえなくなってしまうことがあります。そうなってしまってはもうチャンスはありませんので、そういったところから気遣いが必要です。
だれでもうざいと思われるのは残念なものです。うざいと言われるのを怖がっていては営業マンは務まりませんが、うざいと言われることをすすんでやることもないと思います。
あなたには、みんなに喜ばれるトップ営業マンになってもらいたいと思っているので、しっかりポイントを押さえておいてくださいね。
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著者であるぼくが賃貸営業マンとして成功するために何を考え行動したのかのすべてをここに詰め込みました。できるだけ再現性、汎用性が高く、誰もがマネできることを一番に考えて執筆しています。
「絶対に成功してやる!」みたいなやたらとモチベーションが高い人向けというよりは、不動産賃貸営業マンになりたくてなったわけじゃなかったり、なってみたはいいけれどなんだかうまくいかないといった方に向けて書いています。