今回の用語集はIT編です。
と言っても不動産業界でITの話に触れることはあまりありませんが、現代にはかなりの数のIT企業が存在するという背景も手伝ってか、お部屋探しの際に通信環境などを気にされる方もかなり増えてきています。
ITの入門編ということでかなり初歩的な内容にはなりますが、不動産業界に関連するものをまとめてみましたので是非目を通しておいてください。
1~6までの用語集と比べると優先度は最も低い、あくまでも念のためIT編ですw
不動産賃貸営業マンが知っておくと得する用語全集7【念のためIT編】

ISDN | NTTが提供している、公衆電話網を用いて電話とデータ通信等を統合して運用するサービス。英語のIntegrated Services Digital Network(統合デジタル通信網)の略語。 特徴は、相手と直接に通信回線をつないで情報を送ることである(「コネクション型通信」という)。そのために回線の交換機を必要とするが、通信の安定性が高いとされる一方、コストが嵩むほか、ISDNの規格は国際性に欠ける。 なお、インターネットなどはISDNと違って情報にアドレスを付加して送る仕組みで、相手と直接に通信回線をつなぐことなく情報を伝達することができ、ISDNに比べて国際性を備え低コストであるが、通信の安定性に劣るとされる。 |
IoT(インターネット・オブ・シングス) | Internet of Thingsの略称。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。 これによって、広範な分野で、自動的な認識、判断、制御等やそれらの統合・連携が可能になるとの期待がある。 IoTを具体的に展開するためには、モノに認知・通信・制御機能を埋め込むこと、大量の情報をネットワーク化し分散したままで処理すること、データの収集・蓄積・分析を自律的に行なうことなどの技術開発が必要である。 不動産業界にも少しずつ浸透してきているが、他業界に比べればまだまだこれから。まだまだ進歩の余地が大いにある。 |
ICT | 情報技術と通信技術が複合化・一体化した技術概念。英語のInformation and Communication Technologyの略語で、情報通信技術ともいう。 ものごとのデータ化、データの分析・総合化、情報の交流ネットワーク化などの技術が組合わさった幅広い技術をさす概念である。たとえば、スマートハウス、交通系ICカード、POSシステム(販売時点情報管理)、ソーシャルメディアはいずれもICTに支えられているなど、その応用範囲は広く、コンピュータ技術に重点を置いたIT(Information Technology)を包含すると考えてよい。 AIと混同されることがあるが、別のものであると考えられている。 |
暗号化 | 当事者以外には内容が理解できないように文字等の記号を変換すること。暗号化は、記号を一定の方法で変換し(その際に使う鍵が暗号化鍵)、変換した記号を伝達し、受け取った記号をもとの記号に復元する(その際に使う鍵が複号化鍵)というプロセスを基本とする。従って、暗号の安全性は、復号化鍵を当事者のみが知っていることによって保たれる。暗号化の最重要課題が第三者による復号化鍵の解読を困難にすることにあるのはそのためである。 個人情報保護も含む情報保護時代に暗号化は必須であるといえる。 |
ウェブ2.0(Web2.0) | インターネットを活用したサービスの革新的な形のことで、概念のことをいい、明確に定義されているわけではない。 インターネットが持っている特性である、利用者の自由、双方向性、極小コストという性質を組み合わせ、発展させることによって実現すると予想される、従来とは質的に異なる情報環境の表現であるといえる。 |
クラウドファンディング | 不特定多数が特定の目的のために資金を提供する行為またはその行為によって資金を調達すること。 クラウドファンディング手法の特徴は、インターネットを通じた告知・呼びかけとそれに対する応募とをマッチングすることによって、特定のプロジェクトのために多数の人々から小額の支援を得ることである。資金提供のかたちには、寄付のほか、投資や購入の方法がある。 |
電子商取引 | インターネット上で行なわれる商取引のこと。取引の内容は、商品購入、広告宣伝、契約締結、資金決済などで、企業間(B to B、Buisiness to Buisiness)、企業対消費者(B to C、Buisiness to Cosumer)、消費者間(C to C、Consumer to Consumer)といった形で行われている。電子商取引を活用すれば広範囲の相手と低コストで取引することができるが、ネットという媒体の特性に即して取引の安全や消費者の保護を確保するための注意や工夫が必要。 B to Cの取引については消費者保護のための原則(OECD「電子商取引に関する消費者保護ガイドライン」)が明らかにされている。 |
電子署名 | 電磁的な記録(電子文書)について、その作成者および作成された記録が改竄されていないことを保障する仕組みのこと。電子署名がなされた電子文書は、署名押印された文書と同様に、真正に成立したものとみなされる(電子署名及び認証業務に関する法律)。 |
BS(BS放送) | 静止衛星を利用した放送サービス。BSは英語のBroadcasting Satellitesの略語。 BS放送は、衛星から直接に電波を受信するため、テレビ塔などから受信する地上波放送に比べて、電波が建物や地形の影響で乱れることがないとされているほか、大容量の情報を伝達できるためチャンネル数が多い。 受信のためにはパラボラアンテナが必要であるが、今ではパラボラアンテナで受信した信号を、光ファイバー、ケーブル、インターネットなどで配信するサービスを利用することもできるようになった。 |
不動産テック | 情報通信技術を大幅に活用した不動産サービスのこと。 分散型情報ネットワークの構築・運営、大量データの蓄積・解析、コンピュータによる知的情報処理(AI)などが活用される主な技術。 |
ブログ(blog) | 日々更新される日記的なWebサイトのこと。この記事もブログです。日記と勘違いされることもあるが、今では日記というよりも記事の集合体という意味合いが強い。 |
ブロックチェーン | 情報技術の一つで、取引記録を一定の単位(ブロック)にまとめた上で、その正当性を証する情報とともに取引の履歴に付け加え(チェーン化)、それをネットワーク内で合意・共有して検証可能にする分散的な情報管理手法のこと。ビットコインが成り立つための核心となっている技術として知られるようになった。 |
ポータルサイト | インターネットの入り口となるWebサイトのこと。インターネットは各サイトが網の目のように連結されているため、必要なサイトに直接アクセスすることは困難で、一般的には、アクセスのためにポータルサイトを経由することとなる。 賃貸業界でポータルサイトといえばSUUMO、HOME’S、アットホームが有名どころ。 |
有線 | 放送や通信において、同軸ケーブル、光ファイバーなどの伝送線を使って信号を伝達する方式。有線放送、有線電話、ケーブルテレビ(CATV)などで使われている方式である。これに対して、電磁波の空中伝播作用によって伝達する方式が「無線」。 有線はその名の通り直接配線でつなぐため、電波障害、磁気嵐などの影響を受けることなく安定した信号伝達を確保でき、また、多チャンネル放送、大容量通信にも適する。しかし、伝送線を敷設しなければならないため受信場所が固定されることがデメリット。 |
LAN | 狭い範囲で構築されたデータ通信ネットワーク。英語のLocal Area Networkの略語で、和訳は「構内通信網」である。その構築範囲は、建物内、敷地内、限定された組織内などであって、通信事業者を介さずにデータを交換することができる。 |
まとめ
時代の変化とともにどんどん知らない言葉が作られ、当たり前になっています。全く知らないという営業マンよりは、多少知っている営業マンの方が当然信頼されますので、契約もとりやすくなります。
とはいえ、情報ばかりを詰め込み暗記して頭でっかちになったところで賃貸契約はまとまりません。
最も大切なことは知識ではなく、営業マンとして何ができるのかを考え、行動することです。その先にお客さまの満足がなくては、とくにこの不動産賃貸業界で結果を出し続けることはできません。
あくまでも補足的な知識として、頭の隅に入れておく程度の感覚でぜひ目を通してもらえたらうれしいなと思います。
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著者であるぼくが賃貸営業マンとして成功するために何を考え行動したのかのすべてをここに詰め込みました。できるだけ再現性、汎用性が高く、誰もがマネできることを一番に考えて執筆しています。
「絶対に成功してやる!」みたいなやたらとモチベーションが高い人向けというよりは、不動産賃貸営業マンになりたくてなったわけじゃなかったり、なってみたはいいけれどなんだかうまくいかないといった方に向けて書いています。